2023年の広報文化イベント

令和5年5月31日

2023年5月29日 前田大使がカタール大学で開催された日・カタール共同研究事業(第2ラウンド)採用者発表式に出席

前田大使は、カタール大学で開催された日・カタール共同研究事業(第2ラウンド)採用者発表式に出席しました。本共同研究事業は、丸紅株式会社ドーハ事務所が財源を拠出しカタール大学がその運営を担っており、式典の際には本事業をとおした日・カタール間の既存の研究交流(第1ラウンド)に関する紹介が行われるとともに、今回新たに採用された研究事業が発表されました。また、式典の中でカタール大学のサイード・アル=メール研究支援部長は、本事業は日・カタールの研究交流の促進だけでなく、両国間の研究者ネットワークの拡大にも寄与すると強調しました。

アル=メール研究支援部長(右から3番目)、森丸紅ドーハ事務所支店長(右から2番目)ら関係者らと 発表式の様子

2023年5月24日 前田大使,アル・ホールの公立学校で広島県安佐地区の児童から託された絵を寄贈

前田大使は,ドーハ北部のアル・ホール市に,広島県広島市安佐地区の児童が作成した絵や折り紙で作られたポスターを寄贈するため,アル・ホール公立女子小学校及びアリー・アル=ミスナド公立男子中学校をそれぞれ訪問しました。寄贈式には,長年本事業に携わっている安佐公民館カタール会(注)の活動を支援し,絵の交流を担っている丸紅ドーハ事務所の森捻弘支店長も出席しました。
注:1994年秋に「第12回アジア競技大会」が広島で開催された際,広島は「一館一国運動」を実施し,広島県安佐町(当時。現在は広島市)はカタールを応援することが決まりました。その後、カタールを訪問して継続的にカタールとの交流を行うために,1996年7月に「安佐公民館カタール会」が発足し,それ以来殆ど毎年これらの学校に安佐地区の子供たちが描いた絵を届けています。

前田大使(中央右)、大使夫人(中央左)、森丸紅ドーハ事務所支店長(中央左2番目)、アル=ブシャイド校長先生と踊りを披露してくれたアル・ホール女子小学校の生徒たち
手交された日本の児童の絵を持つ前田大使(右から2番目)と森捻弘丸紅ドーハ事務所支店長(左から2番目) アル=モハンナーディ校長先生より大使に記念品が贈呈された

2023年5月13日 前田大使、ハーリド・ビン・ハマド・アル=アッティーヤ・カタールテコンドー・柔道・空手連盟会長と会談

前田大使は、世界柔道選手権ドーハ2023大会の会場でハーリド・ビン・ハマド・アル=アッティーヤ・カタールテコンドー・柔道・空手連盟会長と会談を実施しました。会談では、日・カタール二国間関係の促進及び当地における柔道の重要性や日本人選手による活躍などについて意見交換を行いました。また、前田大使はハーリド会長に対して本選手権の運営に対する謝意を述べるとともに、当地日本人コミュニティへの観戦チケットの提供に対する謝意を述べました。会談後は贈呈品の交換や記念撮影が和やかな雰囲気の中で行われました。

前田大使(左)とハーリド・ビン・ハマド・アル=アッティーヤ会長(右) 会談の様子

2023年5月8日 前田大使、世界柔道選手権ドーハ2023大会の開会式及び決勝トーナメントに出席

前田大使は、世界柔道選手権ドーハ2023大会の開会式に出席するとともに、男子66kg級及び女子52kgの決勝戦・3位決定戦を観戦しました。開会式にはカタールオリンピック委員会委員長のジョアーン・ビン・ハマド・アル=サーニ殿下がご臨席されました。試合では、女子では阿部詩選手が優勝し、男子では、阿部一二三選手が優勝し丸山城志郎選手が準優勝を勝ち取りました。
また、前田大使は会場で山下全日本柔道連盟会長兼国際柔道連盟理事及びハーリド・ビン・ハマド・アル=アッティーヤ・世界柔道選手権ドーハ2023大会副実行委員長兼カタールテコンドー・柔道・空手連盟会長と懇談を行いました。会場には在留邦人を含む多くの世界中の柔道ファンが観戦に訪れ、熱心に応援を送るなど当地における柔道の人気の高さがうかがえました。

前田大使(右)と山下全日本柔道連盟会長(左) 試合会場にて

2023年3月31日 前田大使夫妻、アル=ブーハリカ家主催の「ガブガ」に出席

前田大使夫妻は、アル=ブーハリカ家主催の年次「ガブガ」(※)に出席しました。前田大使は「ガブガ」の冒頭で、主催者であるアル=ブーハリカ家の方々に対する感謝の意を述べると共に、当地の慣習に対する敬意を表しまた。また、前田大使夫妻は多くの出席者と食事を交えながら懇談しました。
※「ガブガ」とは、ラマダン中にイフタール(日没直後の食事)とスフール(日の出前の食事)の間(21-22時頃)に親族や友人らで集まってとる湾岸地域特有の食事のことを指します。

前田大使による挨拶 主催者のアル=ブーハリカ家の方々と

2023年3月21日 前田大使夫妻、カタール大学ジャパニーズクラブ主催「Day in Nihon (Hanami)」を視察

前田大使夫妻は、カタール大学で開催されたカタール大学ジャパニーズクラブ主催の日本文化イベント「Day in Nihon (Hanami)」を視察しました。イベントには多くの方々が参加しており、日本に関連する手芸品の展示やクイズゲーム等を楽しんでいました。

カタール大学ジャパニーズクラブのスタッフとの記念撮影 ジャパニーズクラブから花束のプレゼント

2023年3月21日 前田大使夫妻による「でんじろう科学実験ショー」視察

前田大使夫妻は、エルエヌジージャパン株式会社の主催により、カタール大学のEarly Childhood Centerで開催された「”Denjiro” Japanese Show – 3rd Edition: Combination of Education and Entertainment」を視察しました。
前田大使は、スピーチの際に、本イベントで子どもたちが科学に関する楽しい思い出を作ることで、科学技術分野の勉強に関心を持つ子供が増え、それが「カタール・ナショナルビジョン2030」の柱の一つである「人的開発」に貢献すると述べました。ショーには多くの子供たちが参加し、「巨大空気砲実験」や「液体窒素実験」等の科学実験を楽しく観覧しました。

前田大使によるスピーチ 科学実験の様子
「巨大空気砲実験」の様子

2023年3月11日 カタール大学での「第14回日本語スピーチコンテスト」の開催

3月11日、在カタール日本国大使館は当地における日本語及び日本語教育の普及・促進のためにカタール日本語教師会(JALTAQ)と共催で「第14回日本語スピーチコンテスト」をカタール大学で開催しました。当日は日本語初心者から上級者まで総勢15名が参加し、朗読や自由な題材のスピーチをとおして日頃の日本語学習の成果を披露しました。最も難度の高いC部門の優勝者は「手ごわい日本語との出会い」の題でスピーチを行ったカタール人のファティマ・アル=マルズーキさんでした。
また、各参加者によるスピーチの他にも、現在我が国の文部科学省奨学生として東京都立大学に留学中のアフメド・アル=モハンナディさんによる日本留学体験談や、文部科学省の日本留学海外拠点連携推進事業の拠点校(中東・北アフリカ拠点)である九州大学の関係者による日本留学紹介が行われました。
今回、会場を新型コロナ禍前のカタール大学に戻し、当館、JALTAQ、カタール大学との連携をとおして文化・教育分野での日・カタール協力関係のさらなる促進に貢献をしました。

左より前田大使、C部門優勝者のファティマさん、協賛企業の我妻ドーハ事務所長(住友商事)、内藤ドーハ事務所長(中部電力) A部門の朗読を行う参加者
審査員の皆さん アフメドさんによるトークセッション
九州大学の設置した日本留学相談コーナーで日本留学について相談する参加者たち 全員での記念写真

2023年2月11日 ドーハ剣道クラブの稽古の前田大使夫妻による視察

前田大使夫妻は、当地にて10年前にカタール人のアブドゥラフマン氏によって設立されたドーハ剣道クラブのアスパイアドームでの稽古を視察しました。今回は日本から同剣道クラブと関係の深い剣道8段の田代先生がカタールを訪問され、当地に於ける剣道の普及及び中級者に対する技術指導を行いました。稽古には初級者及び中級者を含めて20名余りが参加し、剣道に対する根強い人気がうかがわれました。

田代先生によるドーハ剣道クラブ中級者への指導 前田大使夫妻とドーハ剣道クラブの集合写真