2011年の広報文化イベント
12月12/22日 国際図書展
日本大使館は,カタール国際展示場で開催された「第22回ドーハ国際図書展」に,国際交流基金と共催で日本ブースを設けました。オープニングセレモニーでは,門司大使がクワーリー文化・芸術・遺産相を日本ブースへ案内しました。絵本,小説,学術書,漫画,写真集等の幅広いジャンルを展示することで,多くの訪問客に日本を紹介できる機会になりました。また,日本ブースでの折り紙講習や書道の実演は,特に人気を集めました。
12月1日 柔道実演会
12月1日(木),ハイヤット・プラザの屋外の特設会場において,日本大使館,国際交流基金及びハイヤット・プラザの共催で,フランス・ドイツ・米国等の国際柔道大会金メダリストである吉鷹幸春氏,及び小嶌元氏(日本人学校講師・柔道協会ボランティアコーチ)を招いた柔道実演会が実施されました。数百名の人々が集まり,また子供たちを含む多くの観客が実際に柔道の実践に参加しました。吉鷹氏は,今般国際交流基金の柔道家派遣プログラムの下,カタール柔道協会所属のコーチ及び柔道家への強化訓練を行う目的で,ドーハを訪問しており,当地における日本柔道の普及にも尽力されました。
11月28日 コシノジュンコ氏の当地訪問
世界的デザイナーのコシノジュンコさんがドーハに立ち寄られた機会に、当地の芸術関係者をお呼びし、日カタール間の芸術交流を含む意見交換を行いました。
11月23/24「が~まるちょば」カタール公演
日本大使館は、スークワーキフとの共催で、日本のサイレントコメディー・デュオ「が~まるちょば」の公演を開催しました。世界28カ国でパフォーマンスを披露し、Newsweek日本版の「世界が尊敬する日本人100」にも選ばれた「が~まるちょば」は、今回が中東での初公演となりました。スークワーキフにて実施した2回の公演では、それぞれ300名以上の観客が集まり、「が~まるちょば」のライブ感溢れるストリートパフォーマンスを楽しみました。門司大使夫妻は公演前日、各国大使、当地政府関係者、ビジネスマン、演劇関係者、報道関係者を招待した「が~まるちょば」歓迎レセプションを大使公邸にて主催し、我が国の文化・芸術の多様性を広報しました。
11月22 「カタール・平和とスポーツ卓球杯」の開催
異なる国の選手がダブルスを組み、各国の友好と交流を図るスポーツ大会である「カタール・平和とスポーツ卓球杯」が、アスパイア・スポーツアカデミーにて開催されました。同卓球杯は、10カ国(日本、中国、韓国、北朝鮮、インド、パキスタン、フランス、ロシア、米国、カタール)が参加し、日本からは、吉田海偉選手と三宅菜津美選手が出場しました。日本選手は、男子ダブルス・女子ダブルスともにフランス選手とペアを組みましたが、奮闘及ばず、初戦にて敗退しました。男子ダブルスは韓国・北朝鮮ペア、女子ダブルスは米国・ロシアペアが優勝し、大会は和やかな雰囲気のもと閉幕しました。
11月14/19 2011カタールオープン皇太子杯(射撃)
ドーハのルサイル射撃複合施設で開催された射撃の国際大会「2011カタールオープン皇太子杯」に,日本からライフル、ピストル、ショットガンの選手達が参加しました。ライフル競技では、岩田聖子選手,古野本真希選手,中村結花選手が出場し,50mライフル3姿勢(1位古野本・2位岩田・3位中村),50mライフル伏射(1位古野本・2位岩田・3位中村),10mエアーライフル(1位古野本・3位岩田・4位中村)で好成績をおさめました。ライフルの選手団は門司大使を表敬し,来年1月にカタールで開催されるロンドンオリンピックの出場権をかけた「アジア射撃選手権大会」での活躍を誓いました。
11月1/3日 WISE(教育改革サミット)
カタール財団総裁・モーザ妃のイニシアチブであるWISEが,世界120カ国から著名な教育関係者約1200名の参加の下,新たにオープンしたQatar International Convention Centerで開催されました。日本からは尾身幸次・元財務大臣・STSフォーラム理事長及び門司大使を始め10名が参加しました。
11月1/3日 ドーハ国際カレッジ・フェア
昨年,名古屋大学及び東北大学の参加があった国際カレッジ・フェアですが,今年は北海道大学の参加があり,また昨年同様に大使館ブースも展示しました。多くのカタール人の学生が各ブースを訪れ,日本留学について積極的な質問をしていました。マフムード教育大臣も北海道大学及び大使館のブースを訪問し,日本の教育システムについて具体的な質問をしていました。
10月12日 Japanese Music Project コンサート
10月12日,日カタール外交関係樹立40周年を記念し,日本大使館は,クワーリ文化大臣の後援の下,Japanese Music Projectのメンバーによる音楽コンサートをカタール国立劇場で開催しました。
このコンサートでは,日本側ミュージシャンによる素晴らしい演奏に加え,カタール音楽アカデミー所属の“マラシ・アンサンブル”とのコラボレーションも行われ,日本とアラブ音楽の素晴らしい旋律は,音楽好きの聴衆を魅了するとともに,演奏終了後は長いスタンディングオベーションで演奏者を讃えました。
8月25/27日 U18サッカー国際親善試合(日本代表vsカタール)
18歳以下(U18)のサッカー日本代表がカタール遠征を行い,ドーハのアルサッド競技場にて,カタール代表と2試合対戦しました。8月25日に行われた第1戦は,1-3の逆転負けでしたが,27日の第2戦は4-1で圧勝しました。多くの在留邦人が応援に駆けつけ,若きサムライブルーに声援を送りました。門司大使夫妻は28日,遠征最後の練習を行う日本代表選手たちを訪問し,今後の活躍を激励されました。
7月1日 フットサル・アジアクラブ選手権祝勝会
7月1日、ドーハで開催されたフットサルのアジアクラブ選手権決勝戦において、日本の名古屋オーシャンズがイラン代表チームに3-2で逆転勝ちし、初優勝をおさめました。7月2日夜、門司大使と館員有志は門脇(かどわき)ドーハ日本人会会長の協力を得て、大使公邸で祝勝会を開催し、選手たちの検討を讃えました。
6月15-16日 カタール国立図書館及びカタールオリンピック協会への図書寄贈
門司大使は、国際交流基金より送付された日本関連図書を、カタール国立図書館及びカタールオリンピック協会へ寄贈しました。
5月19日 門司大使のカタール大学日本クラブ主催チャリティーイベントへの出席及び図書寄贈
門司大使は、カタール大学日本クラブ主催のチャリティー・コンサートに出席し、震災の様子についてパワーポイントを使って説明しました。また、この機会に国際交流基金より送付された52冊の日本のマンガを、日本クラブに寄付しました。
4月24日 国費留学奨学生募集に関する最高教育評議会(SEC)との共同記者会見
2012年度国費留学奨学生募集に関する、当館とSECの共同記者会見が、SEC高等教育局で行われました。 この奨学金プログラムは、日本政府が日本大学留学を支援するものであり、カタールでは、当館とSEC,カタール大学による共同選考委員会によって同奨学金推薦者の選考を行っています。記者会見には、新村参事官とアリSEC臨時高等局長が出席し、本奨学金プログラムを通し、日本への留学生は、今後の日・カタール関係をつなぐ架け橋となるとして、教育分野における日・カタール友好関係の促進が強調されました。
4月19日 カタール大学訪問
天野広報文化担当は、カタール大学英語クラスを訪問し、約20名の学生たちと日本に関する意見交換会を行いました。 質疑応答に加え、在カタール日本大使館の文化事業や国費奨学金プログラムについての紹介もありました。
"> |
4月6日 カタール・イースタン語学センターへの図書寄贈
門司大使は、国際交流基金より送付された67冊の日本関連図書を、カタール・イースタン語学センターに寄付し、アブドゥルガーニー会長に手交しました。 また、カタール・イースタン語学センターの学生より、東北太平洋沖地震の被害者への募金が、学生代表より大使へ手渡されました。
3月12-14日 落語・紙切り公演
13日の公演は、イスラム美術館で催し、門司大使よりカタール美術館庁への図書の寄贈も行われました。 公演では、春風亭笑松氏による落語の説明、林家今丸師匠による紙切り公演、そして三笑亭茶楽師匠による「船徳」が披露されました。
なお、開演前には、門司大使より、東北関東大震災被災者への言葉があり、会場での黙祷が行われました。
落語・紙切り公演は、12日にドーハ日本人学校で在留邦人向けに行われたほか、14日にアルバヤーン女子高校では、公演及び紙切りのワークショップも実施しました。
3月9日 帰国留学生懇親会
門司大使は、帰国留学生及び日本政府の招へいプログラムによって訪日した人々を公邸に招き、懇親会を行いました。本懇親会には、当地の日本語学習者も、将来の招へい候補者として招待され、参加者は、それぞれのネットワークを築くと共に、親睦を深めました。
2月23-28日 日本音楽週間2011
大使館は、2月23日から28日までの間、国際交流基金、カタール文化・芸術省、カタール財団及びスーク・ワーキフと共催で、「日本音楽週間 2011(JAPAN MUSIC WEEK 2011)」を開催しました。この日本音楽週間では、日本を代表するミュージシャンによる和太鼓公演とジャズ公演を、国立劇場、カタール財団学生センター、スークワーキフで行い、1000以上の人々がコンサートを楽しみました。
2月17日 カタール大学への図書寄贈
カタール大学で日本関連図書の寄贈式を行いました。今回の図書寄贈式では、国際交流基金から送られた政治、経済、法律、文学、芸術等と多岐にわたる分野の日本関連図書122冊が、門司大使から同大学に寄贈されました。大学からはミスナド・カタール大学学長、カルダマン図書館長他、日本クラブのメンバー等多数の教員と学生が参加し、ミスナド学長をはじめ大学関係者から謝辞が述べられ、当館とカタール大学の一層の協力関係について意見交換が行われました。当館は、1987年のカタール国立図書館への図書寄贈から、定期的にカタール関係機関への寄贈を行っており、カタール大学への寄贈は今回で5回目となります。
2月13日 日本卓球代表団交流会
門司大使は、カタールオープンに参戦のため、当地を訪問していた日本卓球代表団とドーハ日本人会役員を招き交流会を開きました。
1月29日 日本のアジアカップ2011優勝を祝う
1月29日、当地で3週間にわたり熱戦を繰り広げてきたアジアカップ2011は、日本の4回目の優勝をもって終了しました。日本代表チームは、極めて厳しい試合を勝ち抜く中で、試合毎に逞しさを増してきたとの印象を受けました。タミーム皇太子ご参列の下、3万7千名の観客を集めたハリファ競技場で行われた決勝戦も、オーストラリアの猛攻に耐え抜き、延長後半の見事なシュートで栄冠を手にするという、アジアの王者を決めるにふさわしい緊張感のある好試合でした。緒戦から決勝まで、筋書きを作ってもここまではできないほどの劇的な展開です。日本代表チームと関係者の皆さま、本当におめでとうございます。また、現地にいる我々を含む全ての日本人に誇りと自信と勇気を与えてくれたことに心より感謝申し上げます。
アジアカップの試合は、日本では深夜にも拘わらず非常に高い平均視聴率を記録したとのことです。日本が勝ち進んでくれたおかげで、当地でも日本に関する報道が多くなされました。私自身も、アルジャジーラ・スポーツの生番組出演や、ドバイ・スポーツによるインタビュー、アル・ラーヤ紙によるインタビュー等を通じ、サッカーのみならず、日本とカタール始め中東諸国との緊密な関係等についてもアピールすることが出来ました。また、サイドイベントとして日本からは「ほにや・よさこい踊り」、「鬼太鼓座」が招かれ、公演を行いました。特に「ほにや・よさこい踊り」は、計3回にわたり当地を訪れ、決勝戦開始直前の演技は、大きな拍手喝采を呼び起こし、日本側の士気を大いに高めてくれました。
昨年暮れのカタールによるFIFAワールドカップ2022招致決定と今回のアジアカップ2011開催により、日本におけるカタールの、また、カタールにおける日本の知名度、好感度は大きく高まったと思われます。多くの日本人にとってドーハとカタールとがようやく結びついたのではないでしょうか。これにより、「ドーハの悲劇」が真に過去のものとなり、これからは、「カタール・ドーハの栄光」のイメージが広まることを期待しています。
カタール在住の邦人の多くの方が応援に足を運びました。日本や近隣諸国から駆けつけたファンの方も多く、準決勝、決勝では圧倒的に日本への応援が優勢を占めていました。チケットを持ちながら入場できなかった人が多数出たとのことで、その中に邦人も含まれていたことは大変残念に思いますが、大きな事故、事件がなかったことにほっとしています。
本年は、日本のアジアカップ優勝という慶事で幕を開けました。在カタール日本大使館としては、経済、文化等の分野において引き続き日本のプレゼンスを高めていきたいと考えています。このウェブサイトでご案内いたしますので、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
平成23年1月29日
駐カタール日本国大使
門司 健次郎
1月20日 平成23年新年祝賀レセプション
1月20日、門司大使は公邸にて新年祝賀レセプションを開催、在留邦人が200名出席し、新年の挨拶を交わしました。門司大使及び秋山日本人会会長による挨拶の他に、特別ゲストの大仁AFCアジア杯日本代表チーム団長からの挨拶もあり、盛況かつ和やかな雰囲気の中で、カタールでご活躍する在留邦人の親睦が一層深まりました。
1月8日 門司大使による、よさこい踊りと和太鼓演奏への出席
門司大使は、AFCアジア杯カタール2011開催に伴う文化交流イベントであるよさこい踊りと和太鼓演奏へ出席し、開演の挨拶を行いました。アジア杯に参加する各国からのダンスチームや音楽グループが順番に公演する予定になっており、日本からは高知県からよさこい踊りの「ほにや」と静岡より和太鼓の「鬼太鼓座」が参加しました。
また、大使館は、ほにや・よさこいグループのドーハ日本人学校訪問及び観光局長表敬に協力しました。9日のドーハ日本人学校での公演では、同校の児童・生徒に加え、アルバヤーン女子校より15名の児童を招待し、日本人とカタール人児童・生徒は共に、ほにやによるよさこい踊りを鑑賞した他、よさこい踊りを学び、一緒に踊る機会も得ることができました。10日には、高知県観光特使でもあるほにや代表の泉真弓氏と3名の踊り子が、アル・ノアイミ観光局長を表敬し、高知県知事から預かった県旗と高知市長からの手紙及び鳴子の置物を贈呈しました。