2012年の広報文化イベント

令和4年3月23日

12月12~22日 「第23回ドーハ国際図書展」における「日本ブース」の出展

日本がゲスト国として招待された「第23回ドーハ国際図書展」にて、国際交流金、出版文化国際交流会(PACE)、日・カタール外交関係樹立40周年祝賀支援委員会との共催の下、日本大使館は「日本ブース」を出展しました。ブースには、ハマド首長、アティーヤ行政監督庁長官、クワーリー文化相も訪れました。ブースでは「日本関連図書の展示、日本書籍の販売、日本のポップカルチャー紹介」を3つの柱として展開し、日・カタール外交関係樹立40周年の最後を飾るイベントとして、多くの来場者を迎えました。また、紀伊國屋書店ドバイ店が「日本ブース」に出店し、当地で人気の高いマンガやアニメ関連グッズが飛ぶように売れました。

ブースのイベントスペースでは、櫻井孝昌氏がプロデュースした「コスプレショー(コスプレデザイナー神奈氏のデザイン)」及び「カワイイファッションショー(元カワイイ大使の青木美沙子氏とデザイナーの川村文子氏が出演)」が人気を集め、大盛況となりました。声優の上坂すみれ氏のトークショーでは、多くのカタール人ファンが詰めかけ、国境を越えた交流が行われました。また、日本の伝統文化である折り紙の講習や書道の実演を披露することで、「日本ブース」は多様な日本文化を紹介することに成功しました。

オープニングでテープカットする門司大使(中央はクワーリー文化相) 着物姿のボランティアがクワーリー文化相をお出迎えした
日本ブース受付での門司大使とカタール人ボランティア 日本ブース内の紀伊國屋書店ドバイ店による書籍販売
多くのカタール人がコスプレショーを楽しんだ カワイイファッションショーには18名のモデルが出演した
声優の上坂すみれ氏とカタール人ファンとの記念写真 漢字の名前のプレゼントが人気を集めた
カタールのNational Dayを日本ブースでお祝いした 40周年支援委員会を率いたカタール日本人会新旧幹部と門司大使
   

 

12月14-15日 高橋智隆氏による「ロボットレクチャー&デモンストレーション」

12月14日,15日,高橋智隆ロボットクリエイターは,当地を訪問し,ドーハ国際図書展の日本ブース内に設置されたイベント・スペースのステージ上で,ロボットに関する講演とデモンストレーションを実施しました。デモンストレーションでは,高橋氏が開発したロピッド及びエボルタを用いて,ロボットの軽快な動きを観客に披露しました。講演後のQ&Aセッションでは,活発なやりとりがあり,最後にロボットの実演を再度行い,観客から大きな拍手がありました。

門司大使による挨拶 会場の様子
ロボット実演(ロピッド) ロボット実演(エボルタ)

 

11月17~24日 ドーハトライベッカ映画祭での日本映画上映

11月20日,門司大使は映画「リリタアル」の泉原昭人監督及び日本ショートショート映画祭部長の東野正剛氏と共に,イスラム芸術美術館にて行われたドーハトライベッカ映画祭(DTFF)での”Japanese Snapshots”の上映会に出席しました。門司大使は,ドーハ映画協会によるDTFFでの日本映画上映に感謝すると共に,本映画の内容につき簡単な説明を行いました。

また11月24日,門司大使は,DTFF最終日に”Qatar Japan2012”の映画イベントの締めくくりとなる「となりのトトロ」の上映会に出席し,カタラ・ドラマシアターにて,”Qatar UK 2013”へバトンを英国側に渡しました。同セレモニーには,アブドルアジーズ・アルハーテルDFI・CEO及びルドミラ・クビコヴァ国際プログラム部長と共に満員の聴衆が出席しました。

Japanese Snapshotsでの大使スピーチ 劇場内様子
「となりのトトロ」上映会での大使スピーチ 12月2日付ガルフタイムズ紙

 

11月13~15日 WISE(教育改革サミット)の開催

カタール財団のモーザ総裁のイニシアチブであるWISEが、カタール国際会議場(QNCC)にて開催されました。「変化のための協力」のテーマの下、世界各国から教育関係者約1,200名が一堂に会し、日本からは、門司大使をはじめ7名のゲスト及び数名のジャーナリストが参加しました。

カタール財団のモーザ総裁によるオープニングスピーチ

開会式でのWISE教育賞の発表

マドハブ・チャナン氏(プラサムCEO)にWISE教育賞を授与するハマド首長

WISEでは教育に関する議論が交わされた

 

11月12~14日 鹿島アントラーズ(U17、U16、U15)のカタール遠征

鹿島アントラーズのユースチーム(U17、U16、U15)がカタールに遠征し、アスパイヤアカデミー(カタール)及びアンデルレヒト(ベルギー)とのミニトーナメントに参加しました。門司大使夫妻は試合を観戦し、若き日本選手に暖かい声援を送りました。大使は、今回の遠征に参加した選手の中から、2022年にカタールで開催されるサッカーのW杯に出場する選手が出てくることを期待する旨を述べました。

鹿島ユースの選手達を激励する門司大使

試合はアスパイヤアカデミーで行われた

アンデルレヒト(ベルギー)との試合

鹿島ユース(U17, U16, U15)との記念撮影

 

11月7日 門司大使及び村上日本語専門家のターリク・ビン・ジャード高校訪問

11月7日,村上吉文日本語専門家(カイロ日本文化センター所属)が門司大使と共に,ターリク・ビン・ジャード男子高校を訪問しました。ターリク校は,最高教育評議会(SEC)の決定を受け,2012から2013年の学期中,選択科目の第二外国語として日本語の授業を実施しています。

門司大使は,村上専門家と共に,ハマド・アルマンナーイ校長,SEC関係者と意見交換を行い,両国の外交関係樹立40周年にあたる2012年に,インディペンデントスクールにおいて日本語教育が導入されたことに対し,関係者に謝意を表しました。

また,門司大使は,日本語教育が学校のカリキュラムに盛り込まれることで,カタール人の若者は日本語のみならず,日本文化に対する理解も深めることが出来る,そして将来は,ターリク校での日本語教育を起点として,より多くのインディペンデントスクールでも日本語教育が実施されることを願っている旨話しました。

ハマド校長より,門司大使及び村上専門家へ贈呈品授与

表彰状を受領した生徒と記念写真

授業の様子

門司大使,ハマド校長及びリーマ局長と意見交換
ガルフタイムズ(11月8日)の報道ぶり
 

 

11月1日~12月1日 Kimiko Yoshida展の開催

日・カタール外交関係樹立40周年の一環として、フランス在住の日本人写真家Kimiko Yoshida氏による個展「Intangible Brides」がカタラ文化村(19号館)にて開催され、11月4日、門司大使夫妻はオープニングセレモニーに出席しました。Yoshida氏の今回の個展は、中東・北アフリカ地域の伝統衣装とアクセサリーにインスピレーションを得た作品の数々が展示されています。作品の中には、本人がモデルとなっている作品もあり、多くの来場者を集めました。

オープニングには多くのVIPが参列した

Kimiko氏による案内にて作品を鑑賞する門司大使ご夫妻

作品について説明するYoshida氏

カタールTVのインタビューに応じる門司大使

 

10月22日、23日 「Japanese Dance & Music –Omnibus from Popular Theatre Scenes-」の開催

クワ-リー文化大臣の後援の下、日・カタール外交関係樹立40周年の記念行事として、日本大使館は「人と文化の交流会」とカタラ文化村との共催にて、「Japanese Dance & Music –Omnibus from Popular Theatre Scenes-」をカタラ文化村で開催しました。大衆演劇の「剣戟はる駒座」と宝塚歌劇団及びOSK日本歌劇団出身者で編成した「歌劇チーム」による合同チームを結成し、本公演が実現しました。男性が美しい女形を、また、女性がかっこいい男役をつとめる演出が、公演のハイライトになりました。公演で披露したバラエティー豊かな日本の伝統的衣装は多くの観客を魅了し、終演後の出演者との記念撮影会は、来場者から好評を博しました。

「Japanese Dance & Music」は、カタール公演のために特別に演出・制作されました。公演団は日本国民を代表して、カタール国民及びカタール政府の東日本大震災に対する篤い支援へ感謝の意を表しました。

十二単衣等、豊富な衣装が観客を魅了した

殺陣のシーンはとりわけ拍手が沸き起こった

さくらさくら(「歌劇チーム」による華やかな舞い)

フィナーレの総踊りは会場を盛り上げた
花魁(豪華絢爛な衣装をまとった津川竜座長) 会場はほぼ満席となり、終演後はスタンディングオベーションとなった
終演後、演者全員との記念撮影が人気を集めた 「剣戟はる駒座」と「歌劇チーム」のメンバーと門司大使ご夫妻

 

10月12日 Japanese Music Project コンサート

10月12日,日カタール外交関係樹立40周年を記念し,日本大使館は,クワーリ文化大臣の後援の下,Japanese Music Projectのメンバーによる音楽コンサートをカタール国立劇場で開催しました。

このコンサートでは,日本側ミュージシャンによる素晴らしい演奏に加え,カタール音楽アカデミー所属の“マラシ・アンサンブル”とのコラボレーションも行われ,日本とアラブ音楽の素晴らしい旋律は,音楽好きの聴衆を魅了するとともに,演奏終了後は長いスタンディングオベーションで演奏者を讃えました。

箏,尺八,パーカッションの演奏

篠笛,ウード,大鼓方の演奏

日本とアラブ側とのコラボ1

コンサート終了
ガルフタイムズ(10/14)の報道ぶり
 

 

9月27日から10月1日 カタール・ウィーク:ファラジャン in Tokyo

門司大使は,日・カタール外交関係樹立40周年を記念するカタール側最大のイベントとして,9月27日から10月1日の5日間,六本木ヒルズで開催された“カタール・ウィーク:ファラジャンin Tokyo”に参加しました(ファラジャンはカタール方言で「隣人」を意味します)。開会式は,高円宮妃殿下とアティーヤ行政監督庁長官始めカタール側高官の出席を得て盛大に行われました。また,アラブの伝統的な市場である「スーク」が六本木に再現され,様々な参加団体及び施設がブースを展示し,カタール人による演出・対話・プレゼンテーション等を通じてカタール文化の紹介を行いました。毎日何千人もが訪れ,多くの人々がカタールの文化村を訪問し,カタールの歴史的かつ伝統的な遺産を体験することに加え,ビジネスや商業活動についても説明を受けました。このイベントの開催期間中,アラブ映画も上映されました。

高円宮妃殿下とアティーヤ行政監督庁長官

高円宮妃殿下によるスピーチ

門司大使とカタール側参加者

六本木ヒルズ行きエスカレーター内の様子
カタール・ウィークの様子1 カタール・ウィークの様子2
カタールの伝統舞踊 アラビア語カリグラフィー
 

 

9月20日 櫻井孝昌氏による「日本のコスプレと原宿ファッション」講演

コンテンツメディアプロデューサーの櫻井孝昌氏は、イスラム芸術美術館の講義室にて、「日本のコスプレと原宿ファッション~アニメとマンガの影響~」のテーマで講演を行いました。講演には、当地の日本語学習者や日本のポップカルチャーファン、そして日本のファッションに関心のある方々が多数集まりました。講演後には、日本食を提供した懇親会を開き、参加者は門司大使と櫻井氏を囲み、日本のポップカルチャーに関する会話で盛り上がりました。

門司大使によるご挨拶

軽快な語り口で聴衆を魅了する櫻井氏

日本食を提供した懇親会の様子

参加者との記念写真
 

 

9月19日 櫻井孝昌氏によるモデルオーディション

コンテンツメディアプロデューサーの櫻井孝昌氏は、日本がゲスト国として招待されている「第23回ドーハ国際図書展」(12月12~22日)の日本ブースにて、ファッションショー(カワイイファッション及びコスプレ)をプロデュースします。これに先立ち、大使公邸にて、ファッションショーのモデルオーディションを実施しました。様々な国籍の女性から応募があり、門司大使ご夫妻と櫻井氏による厳正なる審査を経て、27名のモデルが決定しました。

門司大使によるご挨拶

オーディションの様子

ホールに勢揃いしたモデル

門司大使と櫻井氏との集合写真
 

 

9月12日 カタール・イースタン語学センターへの図書寄贈

門司大使は、67冊の日本関連図書をカタール・イースタン語学センター(QELC)へ寄贈しました。QELCでは、50名近い生徒(カタール人及び外国人)が日本語を学んでおり、寄贈した図書は日本語学習の助けとなることが期待されています。QELCで日本語を習得したアブドゥルガーニー君は、この秋より早稲田大学への進学が決定しており、門司大使は、これからは日本とカタールの架け橋になって欲しい旨、激励されました。

門司大使と東校長

門司大使ご夫妻とQELCの生徒

   

 

6月30日から7月13日 「第13回男子アジアジュニア選手権(ハンドボール)」の開催

ハンドボール男子のアジアジュニア選手権がドーハで行われ、日本は5位(14チーム中)の成績でした。上位3チームに与えられる来年の世界ジュニア選手権の出場を逃しましたが、本戦では数々の好ゲームを演じ、その勇姿は、応援に駆けつけた在留邦人の感動を呼びました。

イラク戦(予選リーグ)に勝利した日本選手を祝福する門司大使

ハンドボール・ジュニア日本代表選手団

韓国戦で激しい攻防を繰り広げる日本代表選手(青

敵陣に切り込みシュートを放つ日本選手(青)

   

 

6月21日カタールオリンピック委員会への図書の寄贈

門司大使は、日本の武道に関連する書籍13冊をカタールオリンピック委員会のサウード事務局長に寄贈し、これらの書籍が、武道を極めるカタール人選手の日本の「武士道」に対する理解を深める一助となって欲しい旨を述べました。

門司大使とカタールオリンピック委員会のサウード事務局長
 

 

6月19日 最高教育評議会への図書の寄贈

門司大使は、58冊の日本関連書籍を最高教育評議会(SEC)に寄贈し、教育分野における協力関係の強化について、SEC教育機関局のハイドゥース局長と意見交換を行いました。日本語をSEC所属の公立学校での選択外国語の一つとする決定を受け、門司大使は、日本とカタールは外交関係樹立40周年を祝っており、カタール人学生に日本語を教えるとのSECの決定は極めて意義深く、また、適宜を得たものである旨を述べました。

門司大使とSEC教育機関局のハイドゥース局長(中央右) カタールでの日本語教育について意見交換する門司大使
   

 

6月16日 「第4回日本語スピーチ大会」の開催

日本大使館及びカタール日本語教師会(JALTAQ)の主催、カタール美術館庁(QMA)及びイスラム芸術美術館(MIA)の共催による「第4回日本語スピーチ大会」を開催しました。会場であるイスラム芸術美術館の講堂には、門司大使夫妻をはじめ、日本語学習者や日本へ関心を持つ学生等、160名以上の聴衆が集まりました。今年のスピーチ大会では、20名のカタールにおける日本語学習者が日頃の学習の成果を発表し、9名が入賞を果たしました。入賞者には、門司大使より表彰状が授与されたほか、カタール航空、51EAST、美登利、Qatar Eastern Language Center、商船三井、三菱東京UFJ銀行、三菱商事より提供された賞品が贈られました。大会後には日本食を用意した懇親会が開かれ、日本語学習者と聴衆が交流を深める大変良い機会となりました。

発表者によるスピーチの様子 C部門(フリースピーチ)1位のアルアヌード・アルハジリさんと門司大使
発表者及び審査員との集合写真 日本食を提供した懇親会の様子
   

 

6月6日 カタール国立図書館への図書の寄贈

門司大使は、48冊の日本関連図書をカタール国立図書館に寄贈しました。1987年から始まった国立図書館への図書の寄贈は、今回の寄贈により総計843冊になりました。図書の寄贈を受けた国立図書館の館長であるアンサリ・文化省図書館局局長は、2014年に開設する新しい国立図書館に日本コーナーが設けられる旨を述べました。

門司大使とアンサリ国立図書館館長 国立図書館の修復室を訪問した門司大使夫妻
   

 

6月3日 ターリク・ビン・ズィヤード高校訪問

6月3日,当館新村参事官は,2012-13年度のカリキュラムにおいて日本語を選択科目の一つとして導入予定の当地ターリク・ビン・ズィヤード高校(男子校)訪問を訪問し,同校のマンナーイー校長と当館との協力について話し合ったほか,同校生徒を前に日本とカタールとの関係,また日本語学習の意義についてアラビア語で講演を行いました。マンナーイー校長よりは,当館の協力に謝意を表し表彰状が送られ,円滑な本件プログラムの実施に向け引き続きの協力を得たいとの発言があり,これに対し,新村参事官より今般の日本語教育導入の決定を謝しつつ引き続き当館としても協力を行っていくと述べ,アラブ人学習者を対象とする日本語学習書を贈呈しました。なお,同校長は2008年6月-7月に我が国の国際交流基金のプログラムにて日本を訪問しております。

生徒に対する新村参事官のスピーチ マンナーイー校長からの感謝状の手交
   

 

5月29日 Community College of Qatarへの図書の寄贈

門司大使は、26冊の日本関連図書をCommunity College of Qatarの男子校舎に寄贈しました。式典にはエドムンド学長代理が同席し、多くのカタール人学生も参加しました。2年前に設立されたCommunity College of Qatarへの図書の寄贈は初めてとなりますが、これを機会に同校との教育分野における協力関係の構築が期待されます。

門司大使とエドムンド学長代理

寄贈した図書について説明する門司大使夫妻
   

 

5月28日U16サッカー日本代表とU16アスパイヤアカデミーの国際親善試合

U16(16歳以下)サッカー日本代表がカタールに遠征し、当地のU16アスパイヤアカデミーと国際親善試合を行いました。日本大使館は、この親善試合を「日・カタール外交関係樹立40周年」の記念事業の一環と位置づけ、試合会場には多くの在留邦人が応援に駆けつけました。門司大使夫妻も試合を観戦され、若き日本代表に暖かい声援を送りました。試合は0対5で敗れましたが、2022年にカタールで開催されるW杯に向けて、両国の選手達が互いに切磋琢磨することが期待されます。

試合前に選手を激励する門司大使

U16サッカー日本代表

アスパイヤアカデミーのサッカー場にて親善試合を実施

試合後、カタール在住の子ども達と記念撮影

   

 

5月15日 カタール大学への図書の寄贈

5月15日、門司大使は、カタール大学新図書館で開催された「世界図書の日」の閉会式において、176冊の日本関連図書を同図書館に寄贈をしました。式典にはカタール大学のミスナド学長及び文化省図書館局のアンサリ局長が同席しました。カタール大学への図書寄贈は3年連続6回目で、これまでに寄贈された図書の総数は約700冊になります。門司大使は、両国の外交関係樹立40周年という節目に図書の寄贈を行うことができるのは非常に喜ばしく、日本大使館とカタール大学の間では、図書の寄贈、国費留学制度の下でのカタール大学の学生の日本受け入れ、様々な文化行事等を通じて良い協力関係が構築されてきている旨強調しました。

門司大使とミスナド・カタール大学学長

門司大使とアンサリ・文化省図書館局局長
World Book Day 閉会式での門司大使のスピーチ World Book Day
World Book Day 閉会式参加の他の大使館の代表と World Book Day の行事に参加した地元の小学生と
   

 

5月9日 国費留学生募集に関する合同記者会見

5月9日,門司大使は最高教育評議会と合同で,2013年度国費留学生募集に係る記者会見を実施しました。門司大使は,同留学制度の概要につき当地のプレスに説明すると共に,日本で学習したカタール人は,将来二国間の友情の架け橋になる旨強調しました。SEC担当官からは,現在3名のカタール人がSECの奨学金制度の下,日本で勉強をしており,今後もより多くのカタール人が日本で学べるよう大使館とも密接に協力していきたい旨のお話がありました。同国費留学制度に係る詳細は以下をご覧下さい。 (https://www.qa.emb-japan.go.jp/en/scholarship_e.html

   
   

 

4月20日 エンパワー青年会議

日本から大学生4名および教師1名が、当地NGOのROTA(Reach out to Asia)の招待によりドーハを訪問、エンパワー青年会議に特別ゲストとして参加しました。門司大使は会議前日の19日に同参加者による表敬訪問を受け,日カタール関係について説明するとともに,その後,当地で活躍する有識者(カタール大学准教授,アルジャジーラ衛星放送局員)と一行を招待して公邸にて昼食会を主催しました。同昼食会において一行は,カタールの外交,社会,文化,中東情勢等幅広いテーマについて有識者の見解を聴取するとともに,様々な意見交換を行いました。門司大使ご夫妻も出席した同会議の枠組みで開催された日本人学生主催のワークショップでは、東日本大震災の未曾有の被害を受け、若者がいかにイニシアチブを発揮し、地域と協力して力強い復興を実現することができるのかにつき、積極的な意見交換が行われました。

   
   

 

3月29日、30日 毎月の映画祭「おくりびと」

門司大使は、ドーハフィルムインスティテュート(DFI)とカタール美術館庁(QMA)と共催で実施された毎月の映画祭(Japanese Cinema Showcase)のオープニング上映会に出席、日カタール外交関係樹立40周年の意義に触れた上で、日アラブ映画界の協力関係強化の重要性を強調しました。同映画祭は、9月まで毎月最終の木曜日および金曜日の2日間に亘って実施されます。

   
   

 

3月22日 アニメカタールイベント

門司大使ご夫妻は、ヴァージニアコモンウェルス大学カタール校で開催された「アニメカタールイベント」に参加しました。同イベントは、日本のポップカルチャー・ファンのカタール人学生たちが中心となって組織され、コスプレショー、マンガ販売、イラスト展示、アニメクイズ大会等を開催しました。日本ファンの熱気に包まれる中、門司大使はスピーチを行い、日本がゲスト国となる「第23回ドーハ国際図書展」では日本の書籍販売だけではなく、様々なポップカルチャーイベントを企画している旨広報しました。

   
   
   

 

3月15日 櫻井孝昌氏による「日本のポップカルチャー」講演

大使公邸において、コンテンツメディアプロデューサーの櫻井孝昌氏と門司大使が合同で掛け合いの形で、「日本のポップカルチャー」に関する講演を行いました。櫻井氏は、これまで22カ国延べ93都市で文化外交活動を実施してきています。講演には、当地の日本語学習者(Qatar Eastern Language Center、Qatar International Academy for Security Studies)及び日本文化に関心のある学生(カタール大学日本クラブ)を招待しました。両講師とも、聴衆がマンガ、アニメ等日本のポップカルチャーに詳しいことに大変驚いていました。

   

 

3月13日 「東日本大震災1周年式典」の実施

日本大使館は、当地政府関係者、各国外交団、在留邦人等を招待して、震災から1周年を期した式典を実施しました。式典は震災及び犠牲者を思い起こし、日本の力強い復興の姿を示しながら、カタールをはじめとする世界からの支援に感謝の気持ちを表明するためのものです。式典の冒頭、各国からの支援へ感謝する映像を流した後、参列者は震災の犠牲者に対し黙祷を捧げました。

   

 

3月11日/3月25日 「東日本大震災復興写真展」の開催

東日本大震災から1年を経た3月11日、クワーリー文化・芸術・遺産相が臨席し、「東日本大震災復興写真展」を開催しました。この写真展は、日本が震災から復興する力強いメッセージを伝えるとともに、一国としては最大となる1億ドルの復興支援及び大量のLNG・LPGの追加供給を行ったカタールに対し、感謝の気持を示す機会となりました。被災地の子ども達が「ありがとう世界の皆さん」、「私の10年後」、「私のしたいこと」をテーマに描いた絵も展示し、復興と希望を印象づける写真展になりました。

   
   

 

2月26日/2月29日 服部真湖さんによる「和装レクチャー&デモンストレーション」

日本大使館と国際交流基金は、日本舞踊家の服部真湖さんを講師とした「和装レクチャー&デモンストレーション」を、ヴァージニアコモンウェルス大学カタール校、イスラム芸術美術館、アルバヤーン女子学校にて開催しました。イスラム芸術美術館では、着物に関するレクチャーを行うとともに、日本舞踊を披露しながら、当地の幅広い層に対して伝統的日本文化を紹介しました。実際に振袖の着付けをした際には、多くの外国人から感嘆の声が上がり、興味深い質問が投げかけられました。また、大使公邸にて当地外交団大使夫人の方々を対象とした着物デモンストレーションも開催されました。

   
   
 

 

2月26日/3月1日 知多市友好交流団のカタール訪問

2月26日から3月1日まで,2005年愛知万博以来カタールと友好関係にある、知多市友好交流団一行19名が当地を訪問し,カタール大学,アルバヤーン女子学校,及びオマルビンハッターブ男子校にてお茶や着物等に関する日本文化紹介を行いました。門司大使が主催した歓迎レセプションには,カタール側関係者も多数参加し,知多市とカタールの市民レベルの文化交流の重要性について積極的な意見が交わされました。

   
   
 

 

2月23日 アート・アンソン・ギャラリーのオーナー・メルセデス氏による寄付

南スペインのアート・ワンソン・グループのオーナーであるメルセデス・デュエリンクス氏は、大使公邸において、日本が震災後のカタールからの支援に対する感謝の気持ちも込めて進めている外交関係樹立40周年における文化交流事業に役立ててほしいとして、チャリティに寄贈した絵の売り上げ6万カタールリアルを、「日・カタール国交樹立40周年祝賀支援委員会」の門脇会長に寄付しました。

   

 

2月22/23日 林英哲和太鼓公演

2月22日及び23日,日本大使館と国際交流基金の共催(協力:カタラ)により,カタラ文化村のドラマシアターにて,林英哲・英哲風雲の会(和太鼓アンサンブル)及び竹井誠(尺八)による和太鼓公演"Taiko Legend-Heart Beat from Japan-"が行われました。日本側が主催する国交樹立40周年記念オープニングイベントである同和太鼓公演は,英哲氏による40年にも及ぶ演奏活動の集大成とも言える演奏で,両日とも会場は満席となり,最後は聴衆による長いステンディング・オベーションで演奏者及び両国の友好関係を讃えました。

   
   

 

2月10日 自転車レース"Tour Of Qatar"

2月10日、カタールにて世界のトップレベルの参加する自転車レース"Tour of Qatar"が開催され、日本から初めてブリジストンチームが参加し、門司大使も応援に駆けつけました。

   
 

 

2月10日 Wheels 'n' Heelsイベント

2月10日,イスラム美術館横の公園にて,ROTA(Reach Out to Asia)が主催するチャリティーイベントのWheels n Heelsが開催されました。今年で5回目となる同イベントでは,健康で快適な生活を送るために,家族向けの様々なアトラクションが用意されており,参加者はスポーツ,食事,ピクニック等を楽しみました。同チャリティーイベントは,日カタール外交関係樹立40周年記念事業の一環としても位置づけられ,今年のチャリティーの対象は震災後の日本とされました。ドーハ日本人学校の子供達による和太鼓パフォーマンス及びよさこいソーランが披露されました。なお,被災地の子供達の参加については次の項をご参照下さい。また当日は自転車Tour of Qatarの表彰式も行われました。

   
   

 

2月8日/11日 被災地の子供達のドーハ訪問

2月8日から11日の間,被災地から約40名の中高校生がカタール政府の招待で,ドーハを訪問し,イスラム美術館,村上隆展及びアルジャジーラ等を視察すると共に,大使公邸を訪問しました。また,ROTA(Reach Out to Asia)が主催するWheels n Heelsイベントにも参加し,カタール政府による被災地への支援に対する深い感謝の気持ちを,ステージパフォーマンスを通じて表明しました。

   
   
   

 

2月8日 村上隆現代美術展Murakami "EGO"

2月8日,「カタール日本2012」プロジェクトの一つである村上隆現代美術展 Murakami”EGO”のオープニングイベントが,イスラム芸術美術館隣のアルリワークホールにて開催され,マイヤーサ・カタール美術館庁総裁,及びクワーリ文化大臣が出席,世界中から芸術家,アートコレクター,評論家等多くの著名な美術館関係者が集まりました。同美術展は,2月9日~6月24日まで開催しています。

   
   

 

2月8/11日 第三回ドーハフードフェスティバル

2月8日から11日の4日間,カタール観光庁主催の第3回ドーハフードフェスティバルが国際展示場の特設会場で開催されました。今年のフードフェアは,”Taste and Fun”をモットーに70店舗以上のレストラン・ホテルが出店し,多くの訪問者が各国の料理を楽しみました。特例として,両国の国交樹立40周年を祝う一環として,日本大使館もブース出店しました。大成建設及び竹中工務店の協力の下,餅つきパフォーマンス兼試食会や寒天デザートの無料提供を行うと共に,美登利による巻き寿司実演を行い,大好評の中,多くの来場者に日本の食文化を紹介することができました。

   
   
   

 

2月7日/2月11日 「2012年カタールオープン(卓球)」の開催

毎年恒例の卓球のカタールオープンに、日本のトップ選手達が参加しました。シングルスのロンドン五輪出場を決めている石川佳純選手、福原愛選手、水谷隼選手、岸川聖也選手も出場し、石川選手は21歳以下の試合で優勝を飾りました。また、2月12日には日本選手団を大使公邸に招待し、当地日本人会役員とスポーツ交流に関する意見交換を行いました。

   

 

1月26日/2月2日 U23サッカー日本代表のカタール合宿

ヨルダンで行われるロンドン五輪最終予選のシリア戦に向けて、U23サッカー日本代表がカタールで合宿を組み、1月28日にU23カタール代表、1月31日にU23イラク代表と練習試合を行いました。門司大使ご夫妻は、練習会場であるアスパイヤ・スポーツアカデミーを訪問し、ロンドン五輪の出場権獲得を目指す若き日本代表選手を激励しました。

   
 

1月19日 ハンドボール日本代表とカタール代表の練習試合

サウジアラビアにて開催されるハンドボールの「第15回男子アジア選手権」(1月26日~2月5日)に向けて、ハンドボール日本代表はカタールを訪問し、カタール代表と練習試合を行いました。日本代表は強豪カタール代表に対し、32対31で見事に勝利しました。門司大使は試合を観戦し、日本代表チームのアジア選手権での活躍を激励しました。

   
 

 

1月13/21日 「第12回アジア射撃選手権大会」の開催

ドーハのルサイル射撃複合施設で開催された「第12回アジア射撃選手権大会」に,ライフル,ピストル,クレーの各競技で多くの日本の選手が出場しました。今大会はロンドン五輪出場権獲得の最終選考を兼ねており,今大会の男子ライフル伏射で1位となった谷島緑(やじまみどり)選手及びクレー射撃女子トラップで3位となった中山由起枝選手がロンドン五輪の日本代表に内定しました。門司大使夫妻は試合を観戦し,日本選手に暖かい声援を送りました。

   
 

 

1月8日/17日 サッカーの「U17(17歳以下)アルカス国際杯」の開催

ドーハで開催された17歳以下によるサッカーの国際大会「U17アルカス国際杯」に、日本から鹿島アントラーズが出場し、4位の好成績を収めました。この大会には、世界的に有名な10チーム【鹿島アントラーズ(日本)、ユベントス(イタリア)、バルセロナ(スペイン)、パリ・サンジェルマン(フランス)、アルアハリー(エジプト)、ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)、アヤックス(オランダ)、アルジャジーラ(UAE)、アスパイヤ・カタール(カタール)、アスパイヤ・インターナショナル(カタール)】が参加しました。鹿島アントラーズは予選トーナメントでユベントス(今大会準優勝)に勝利しています。3位決定戦では、アヤックスに1対0と惜敗でした。