カタールの概要
令和4年8月29日
正式国名 | カタール国(State of Qatar)。 首都はドーハ(Doha) |
位置・面積 | カタールはペルシャ湾の南岸、アラビア半島から突きだした半島で、クウェートの南東約560km、北緯24度27分から26度10分、東経50度45分から51度40分に位置し、緯度上沖縄本島の南端から台湾北端の位置に、また経度上ではカスピ海と同じ位置に当たる。 面積:11,427km2(日本の約3%。秋田県よりやや狭い。) |
時差 | 日本より6時間遅れ。(カタールの午前8時が日本の午後2時) サマータイムはなし。 |
地勢 | カタールにはいくつかの島もあるが、国土の大部分は平坦な砂地である。人口のほぼ半数は首都ドーハに住んでおり、あとは西岸のドハーンや、南部のメサイード、アル・ワクラ、北部のラスラファン、アル・ホールに比較的多く集まっている。耕地面積は非常に少なく、国土の0.6%にとどまっている。 |
気候・服装 | 典型的なアラビア半島沿岸部の気候であり、高温多湿な夏季(特に7~8月)には、気温が50度近くまで上昇することがある。他方、11月~4月の気候は比較的穏和である。降雨量は非常に少なく、10月~3月にかけて降ることがある。日中の戸外は直射日光のため暑いが、ホテル等の室内においては、冷房が必要以上に効いていることが多く、長時間建物内にいる場合には上着等が必要。 夏季の気候は非常に暑いが、イスラム教という宗教の関係上、露出の激しい服装(ノースリーブ、ミニスカート、短パン)は女性も男性も避けたほうが無難。 |
保健衛生 | 水道水はすべて海水が淡水化されたもの。歯磨き等の際のうがいにも支障はないが、飲む場合はミネラル・ウォーターを購入したほうが良い。また、ホテル等のレストランは一般に清潔であり、生野菜を食べても問題はない。 |
人口 | 約266万人(2021年10月:カタール統計庁) |
住民・宗教・慣習 | カタール人は人口の10分の1程とされているが、ほとんどがイスラム教徒(大部分がスンニー派)であり、国の法律もシャリーア(イスラム法)と一般法が併用されている。また、在留外国人の中には、イスラム教徒の他、ヒンズー教徒、キリスト教徒等がいる。 イスラム教のため、豚肉類、アルコール類、猥褻な写真や映像などは、カタール国内に持ち込むことが禁止されている。一部ホテルのレストラン・バー以外では、酒類は供されず、豚肉を扱ったメニューもない。 金曜日はイスラム教の休日のため、政府機関、店なども休みとなる。(店は夕方から開く) イスラム暦9番目の月であるラマダン月では、約1ヶ月間の断食が行われるため、政府関係の施設、ショッピング・モール等の時間が変更されることがある。 |
言語 | アラビア語が公用語であるが、英語も広く通用している。 |
国旗 | カタールの国旗は右側が栗色、左側が白色で9つの山がついたギザギザの線で区切られている。白は平和を、栗色は戦争で流した血を、そして9つのギザギザは1916年にイギリスと保護条約を交わした湾岸首長国の数を表している。 |
国歌 | カタールの国歌はハマド首長が政権を握った後に採用されたもので、歌詞は国民が輝かしい祖先に倣い、また預言者の言行に従いながら、カタールが平和で自由な国であり続けるようにという内容。タイトルはなし。 |
通貨 | カタールの通貨は、カタール・リヤル(QR)。1リヤル=100ディルハム=約38円(2022年8月現在) 1USドル=3.64カタール・リヤル |
チップ | 空港でのポーター・サービスには利用料(20カタール・リヤル)が必要。 当地のレストラン・ホテル等で一般にチップを払う習慣はない。 |
電圧 | 240V(周波数は50Hz)のため、日本の電気製品を使用する場合には変圧器が必要。 |
インターネット | 携帯電話でのインターネット利用にはOOREDOO又はVodafoneで、申込みが必要。 主要ホテルでは、室内でのwifi(無線LAN)接続が可能。また、ホテルによっては、ロビーでwifi接続が可能。(いずれの場合もフロントにて申込手続きが必要で有料。) 自宅でのインターネット利用は、OOREDOO又はVodafoneに申込が必要。手続き、工事など、利用可能になるまで時間がかかる。 |