2018年の広報文化イベント
12月2日 カタール大学、湾岸諸国で初の日本語能力試験を実施
日本語を母語としない方を対象に国際基金が世界60カ国以上で実施している「日本語能力試験(JLPT)」が、湾岸諸国では初めてカタールで実施され、会場のカタール大学ではレベル毎に総計約40名が受験しました。当館はJLPTの実現に向けてカタール大学と国際交流基金との間を調整・支援しました。
11月25日 白井さゆり慶應義塾大学教授による講演会の実施
11月25日,当館は白井さゆり慶応義塾大学総合政策学部教授をカタールにお招きしてカタール大学及びドーハ・バンクと共催で「日本と世界経済~カタールの事例~」(カタール大学),「変化する世界経済と成長のモメンタムへの影響」(ドーハ・バンク)の表題で講演会を開催しました。講演会にはカタール大学国際関係学部・経済学部の学生や教授,カタール商工会議所会員やカタール駐在各国大使が参加し,公演後には活発な質疑応答が行われました。
カタール大学にて講演を行う白井さゆり教授 | 質疑応答 |
ドーハ・バンクで公演中の白井さゆり教授 | ドーハ・バンクでの聴衆 |
10月20日、大塚大使, 日本人アーティストAYUMI ENDO氏の作品展のオープニング・セレモニーに出席
大塚聖一大使は,カタラ文化村で行われた日本人アーティストAYUMI ENDO氏の作品展「I want to keep feeling humanity as something beautiful.(人類は美しいものだと感じていたい)」のオープニング・セレモニーに出席しました。オープニング・セレモニーではカタラ文化村のアフマド・アブドゥル・ラフマン・アル・サイード副運営局長の出席のもと、AYUMI ENDO氏がタミーム首長、ハマド元首長、モーザ王妃の肖像画を仕上げるパフォーマンスを行いました。
アーティストAYUMI ENDO氏(左)、大塚大使(中央)、ダンサーのMILO氏(右) | 作品についてAYUMI氏の説明を受けるアフマド・アブドゥル・ラフマン・アル・サイード氏と大塚大使 |
タミーム首長、ハマド元首長、モーザ王妃の肖像画を繋げるとカタールの国旗が浮かびあがる | AYUMI ENDO氏とダンサーのMILO氏が音楽に合わせアートを表現するパフォーマンスが披露された |
5月8日 大塚聖一大使,アル・ホールの公立学校で広島県安佐の児童から託された絵及び書を寄贈
大塚聖一大使は,ドーハ北部のアル・ホールに,広島県広島市安佐町のカタール会から託された同町の児童の絵や書道を寄贈するため,アル・ホール女子小学校及びアリー・アル・ミスナド男子小学校をそれぞれ訪問しました。寄贈式には,カタール会の活動を支援し,今回絵及び書の輸送を担った丸紅ドーハ支店の羽藤俊昭支店長,及び安佐町でカタール事情を紹介して交流を深めているカタール・ガスの広報部からハマド・アリー氏が出席しました。
1994年秋に「第12回アジア競技大会」が広島で開催された際,広島は一館一国応援事業を実施し,広島県安佐町(当時。現在は広島市)がカタールを応援することが決まりました。その後カタールを訪問して継続的にカタールとの交流を行うために,1996年7月に「安佐公民館カタール会」が発足し,安佐からはこれまで3回これらの学校を訪問し,子供たちの描いた絵を手交しています。
ハマド・アリー氏(左),大塚聖一大使(左から2番目),イブラヒーム・ハマド・アル・モハンナディー・アリー・アル・ミスナド男子校校長(右から2番目),羽藤俊昭丸紅ドーハ支店長(右) | 安佐から寄贈された絵を持つアル・ホール女子小学校の生徒たち |
5月7日 大塚大使のターリク・ビン・ズィヤード男子高等学校での図書寄贈
大塚大使はターリク・ビン・ズィヤード男子高等学校を訪問し、ハマド・アル・マンナイ校長に対して日本関連図書の寄贈を行いました。同校はカタールで唯一、日本語を教えている公立の高等学校です。
ハマド・アル・マンナイ校長(左)と大塚大使(右) | ターリク・ビン・ズィヤード男子高等学校図書室の一角にある、日本の図書コーナー |
4月24日 大塚大使夫人、書道と着物ショーを披露
カタールの日本大使公邸において、大塚はるひ大使夫人により日本文化紹介の行事が開催されました。カタールの首長家親族をはじめカタール政府要人、カタール外交官及び館長夫人の会(SOHOM)等から36か国の大使夫人達等総勢82名の参加者があり、日本とカタール及び各国との友好関係を深めると同時に日本文化をより多くの方々に詳しく知ってもらう良い機会となりました。
この行事は「春の日」をテーマに開かれ、事前に日本の春を象徴する桜のピンクや菜の花の黄色を着用するという楽しいルールが設けられ、当日の大使公邸は日本の春の風景そのもののように華やかな雰囲気に包まれました。
まず書道の紹介では,重要な過程として墨を硯で刷る間の精神統一を説明後、掛け軸には参加者から好きな単語のリクエストをつのった上で漢字に直して書く度に皆さんから拍手がわきました。続く着物の紹介では、春の花柄の振袖と舞妓さんの姿が、着物クラブの日本人女性によりによって披露された際には,帯の結び方が全て違うことに驚きの声が上がりました。BGMには日本の作曲家、久石譲氏による「坂の上の雲」が流れ、催しを一層盛り上げました。
ビュッフェランチはすべて日本料理が用意され、参加者は大いにご機嫌でまるで日本旅行を堪能したようだと多くの感嘆した声が上がる中、盛況のうちに閉会となりました。
開会の挨拶をする大塚はるひ大使夫人(左) | ショーをくいいるように見つめる参加者達 |
テーマ「春の日」を披露 | テーマにちなむ桜の形に帯が結ばれた |
日本人ボランティアによるファッションショー | 大塚はるひ大使夫人とカタール着物クラブ・書家 |
4月17日 大塚大使、カタール大学Early Childhood center(幼稚園)へ図書寄贈
大塚聖一大使は,カタール大学で行われたEarly Childhood Center開所式にあわせて絵本や折紙を中心とする児童用図書を寄贈しました。会場にはハッサン・アル・ディルハム・カタール大学学長始め同建物を寄贈したLNGジャパン及びカタール企業等多くの方が出席しました。
大塚聖一大使からファーティマ・アル・マアーディーECCセンター長に児童用書籍を寄贈 |
前列左からアフマド・アル・エマーディーカタール大学教育学部長,ダルウィーシュ・アル・エマーディー同副学長,ファーティマ・アル・マアーディー同ECCセンター長,アブドッラー・アル・ミスナド同前学長,ハッサン・アル・ディルハム同学長,大塚聖一大使,大西範和LNGジャパン会長 |
3月14日 大使館新事務所での「ジャパン・デー」の開催
在カタール日本国大使館は、日本文化紹介事業「ジャパン・デー」を新事務所で開催しました。寿司・書道・日本語の講習及びワークショップや着付体験・折紙を同時進行で行い、日本文化に接する機会が限られている当地の人々により深く日本文化を理解いただきました。
「家庭でできる寿司講習」で巻き寿司をつくる参加者 | 講師によるデモンストレーション |
書道の講義とデモ及び体験 | |
「はじめての日本語」で、講師手作りのキットで学ぶ受講者 | |
「着付体験」と「折紙」 |
3月13日「アル・ワクラ男子高等学校第7回カレッジフェア」への出展
在カタール日本国大使館は、教育・高等教育省及びアル・ワクラ男子高等学校が開催した「アル・ワクラ男子高等学校第7回カレッジフェア」にブースを出展し、同時に書道の講義・デモンストレーション及びワークショップを開催しました。多くの学生や保護者がブースを訪れ熱心に質問をし、日本への留学制度や大学からの奨学金に関心を示しました。
日本留学の案内 | 書道の講義及びデモンストレーションに続くワークショップ |
3月10日 「第10回日本語スピーチコンテスト」の開催
カタール大学及びカタール日本語教師会(JALTAQ)と共催で、「第10回日本語スピーチコンテスト」をカタール大学で開催しました。日本語初心者から上級者まで、総勢22名が日頃の日本語学習の成果を披露しました。この他、カタール大学学生のイクラムさんによる英語の落語も披露され、授賞式終了後のレセプションでは和食を交えて参加者は和やかに歓談しました。
開会の挨拶を行う大塚大使 | スピーチを披露する参加者 |
大塚大使、参加者及びスポンサー | 大塚大使、フリースピーチ部門で優勝したアル ファーティハ氏(左より2番目)及びスポンサー |
余興で楽しい落語を披露するイクラムさん | 全員で記念写真 |
3月4,5日 カタール大学にて日本紹介文化行事を実施
在カタール日本国大使館は,カタール大学のジャパニーズクラブと共催で,カタール大学にて日本文化の紹介をテーマに「ザ・デイ・イン・ニホン4」を開催し,着付や茶道,書道のレクチャー・デモンストレーション及びワークショップを行いました。両日で800名近くの学生等が会場を訪れ,茶道や振る舞われた抹茶,着物や書道に興味を示していました。
着付体験 | 茶道のワークショップ |
お茶と金平糖を振る舞う | 書道に強い関心を寄せる学生たち |
2月8日 帰国留学生の表彰式
大塚聖一大使は2月8日、大使公邸にて日本に留学し学位を取得した3名のカタール人帰国留学生に対して在外公館長表彰を行いました。出席した3名は留学時の経験や日本滞在時の印象について述べました。
大塚大使と3名の帰国留学生 |
1月3日 ハマド医療法人への図書寄贈
1月3日、大使公邸にて大塚大使はハマド医療機構に日本語の図書寄贈を行いました。これは、国籍が異なる入院患者が入院中に母語に触れる機会を設けるとのハマド医療機構によるユニークかつ新しい試み、「入院患者が入院中に母語に触れる機会」協力への支援の一環として行われたものです。
18冊の図書が大塚大使からナーセル・アル・ナイーミー同機構品質課長代理に贈呈され、アル・ナイーミー氏からは謝意が表されました。日本大使館はこのような図書贈呈をカタール国立図書館、カタール大学、カタール・アリンピック委員会、カタール財団参加の諸大学、文化スポーツ省他に対して行っています。
ハマド医療機構の関係者を、お正月らしいお餅やほうじ茶でお迎えしました | ハマド医療機構に贈呈された図書 |
大塚大使とナーセル・アル・ナイーミー同機構品質課長代理 |